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『うたかたの日々』
うたかたの日々
岡崎 京子, ボリス・ヴィアン

岡崎京子さんは今までずーっと気になっていた作家さんでした。
しかし何故か手に取る機会もなく、自主的に購入することも
なく、今の今まできましたが…ようやっと人に借りて初めて
ちゃんと読むことができました。

そして激しく、凹みました!!
読書でこんなに落ち込んだのって久々ですよ!
素晴らしく美しく、でも残酷な物語でした。
でも読んだことに悔いはなく、よかったと思っています。
が、ちょっと修復するまでに時間がかかりそうな…。
けれど、彼女のほかの作品もすごく読みたくなり、でも読んだ後の
ことを考えると気軽に手が出せず…葛藤だー。

原作はフランスの作家ボリス・ヴィアンの同名小説とのこと。
ちょっとした財産もちのきれいな青年コラン。
彼には「すばらしい部屋」「すばらしい料理人」がある。
そして友人は同じくきれいな青年、パルトルにハマっているシック。
何もかも完璧な形で幸せで美しい人生は、コランがクロエと結婚した
後、どんどん何が狂い始めていく…。

その崩壊のさまが引き裂かれるような悲しみをもたらします。
まずは廊下にいつもの陽の光が失われること。
そして病。
残り僅かの財産。労働。
薄汚れ小さくなっていく部屋。
投げやりになった料理とキッチン。

そして一番やりきれないのはこんな状況でも
根本的に変わらない、そのままであるコランとクロエでした。

そういえば、映画でもフランスの作品はどうしてこう、シュールと
いうか、人間を見る目が厳しいのでしょうか?
いつもどこか殺伐としたものを残しているので見た後など凹むこと
が多いです。(それでも見てしまう。自虐か?)
今年話題になった映画「コーラス」においてもそれは同様でした。
結果として学校自体が大きく変わることもなく、不良少年も改心する
こともなく、なにも変わらず世界は続いていく。
少しばかりの心の交流の痕跡を残しつつ。
フランス人の世界観に重いため息がもれてしまいました。
Δ ほん | 14:11 | comments(0) | trackbacks(1) | tien
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よかったら見てくだちぃ♪
雛苺 | at: 2005/12/11 3:01 PM

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